ワンちゃんは飼わなければ飼わないで別にどうってことはないのですが、一度一緒に生活すると、もう病みつきになります。
「子はカスガイ」と言いますが、子供たちが巣立ったあとの老夫婦にとっては「ワンちゃんこそカスガイ」なのであります。
もしワンちゃんがいなければ、夫婦の共通の話題は半分に減ってしまうに違いありません。
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最初のワンちゃんの「キアヌ」や2代目の「カノン」はもういないのですが、それぞれに印象深く、楽しい思い出がいっぱいあります。
心が通じ合ったワンちゃんたちは、飼い主が死んだとき天国の入り口で待ってくれているのだそうです。
それを楽しみにして、生ある今は今で精一杯頑張ろうと思っています。
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3代目ビートもラブラドール・レトリバーなのですが、初めての男の子。
男の子は骨格がシッカリしていて、女の子とは体つきが違っています。
キアヌやカノンは散歩の時に道草ばっかり食っていたのですが、ビートは比較的テキパキと歩いてくれます。
「散歩は男の子のワンちゃんの方がしやすい」という仮説を打ち立てているのですが、さてどうなのでしょう?
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キアヌやカノンは赤ちゃんの時に我が家に来ましたが、ビートは1歳半になってから。
介護犬の施設にいたのですが、吠え癖があるので介護犬になれず、縁あって我が家にやって来たという次第です。
カノンなどは瞳全体が真っ黒で、とても愛くるしかったのですが、ビートは「外人の目」をしています。
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ビートは我が家に来た時は何事につけても遠慮がちだったのですが、ようやく我が家が「終(つい)の棲家(すみか)」だと認識したようで、最近は表情も豊かになってきました。
カノンは愛想のいい子だったので、はち切れんばかりにシッポを振っていたのですが、ビートもそれに負けずシッポをよく振るようになってきたのがうれしいですね。
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夜は私とともに書斎で寝ることも多いのですが、カノンのように一緒に布団に入ってくれるというわけにはいきません。
私は布団で、ビートはソファの上で寝ています。
ビートは朝5時を過ぎると、ソファの上でバッチリ目を覚ましています。
ビートと一緒だと、休みの日でも朝寝坊ができないのです。