友人から学んだこと

東京で不動産業を営んでいる友人が、1年半ほど前から考え方を変え、それによって会社の業績も大きく変化(上昇)するという体験をしています。
中小企業の場合、社長の(考えから発生する)稼ぎが99%なのです。
社長の知恵を使った頑張りが、ほぼ全部の利益を生み出すわけですから、そこに焦点を当て強化していくのが一番手っ取り早いわけです。

大震災が起こり、一気に売上が下がった事業がありました。
友人は「震災なのだから仕方ない」と諦めかけていたのですが「こんな時でも儲けている会社がある。儲けている会社の共通点は、社長がみんな前向きだ」ということに気がついたのです。

この気づきは、実はあるセミナーを受けたことから得たものなのですが、同じセミナーを同じ場所で私も聞いていたのです。
同じセミナーを聞き、友人は即変化し、私はその友人の変化に刺激を受けて変化しつつあります。
つまり私の場合タイムラグがあるのです。
この違いは友人と私の「素直さ」の違いではないかと反省しています。

先日友人から来たメールには次のようなことが書いてありました。
「『いいこと』以外に意識を向けないようにしています。
強く意識して、気をつけて、注意して、意識が悪い方向へ行かないようにしています。
注意しなくても、無意識でそうなるまで、習慣になるまで続けようと思っています。
心配や、不安や、焦りなどに気持ちが向き出したら、すぐに切り替えるようにしています。
思いが結果となって現れる。
そう思えるようになったのが、今年の初めごろです。
去年の業績が急に伸びたことも、その後押しになりました。」

「今年はさらに思いを強く持っています。
現在のところ、表面的には昨年の業績よりもすでに大差が出たような気になっています。
当社は12月決算ですが、はたして決算時にどの程度現実となっているか楽しみです」。
いい友人は持つものだと改めて思うし、また自分も負けないように頑張らないといけないとも思う次第です。