データを意識する その1

体重が8キロほど減りました。
自分の理想の体重が何キロなのかがよく分からないのですが、とりあえずお腹まわりはスッキリしてきました。
減量のために何をしているかというと「こまめに体重計に乗ること」が中心なのです。
体重計に乗るということは、自分の体重を意識しているということにほかなりません。
「意識するだけで体重が減れば苦労はない」と思う人もいるかもしれませんが、実際すごい効果があることを私の経験が証明しています。

これを応用すれば「節電」なんていうのも簡単にできるかもしれません。
会社の経費削減にもゼッタイ効果があると思います。
減らすことばかりでなく「利益増大」などの増やすことにも威力があるかもしれません。
売上を上げるのは上手でも、結局会社を倒産させる経営者の共通点は「データ管理が出来ていない」だと読んだことがあります。
経営に必要なデータに意識を集中していれば、会社が危険水域に入るまでに手を打てるに違いありません。

財務諸表やキャッシュフロー表に興味がある経営者は案外少ないのです。
特にB/Sになると、ベテラン経営者でもよく分かっていない人が多いのです。
B/Sの「資産」の項目には、けっこう実体のない資産が紛れ込んでいます。
不動産などでも「含み益」どころか実際に売却しようとすると売却損が出る物件が少なくありません。
デフレだからです。

ちなみに市況によって上がったり下がったりするのは一等地の不動産だけであり、それ以外の不動産はデフレで下がりっぱなしであることが多いのです。
従って所有すべき不動産は「自宅」か「自社使用物件」か「収益物件」のみにすべきで、それ以外は整理整頓(処分)してしまうのが正解だと私は思っています。