見栄と承認欲求

見栄を張るとロクなことがなかったというのが、私の経験則でもあります。

 

いろんなケースで見栄を張って失敗してきたのですが、金額に換算すれば数千万の損失になるのではないかと思います。

 

身の丈に合った生き方をすれば、勝手に幸せになるようにできているのに、少しでも自分を大きく見せようとしてズッコケることが多いのです。

 

見栄とは少し違うのですが「承認欲求」というのもあります。

 

「自分はこんなに頑張ってきた」とか「自分はこんなにスゴイのだ」といったことをまわりにも認めてほしいわけです。

 

会社の社長などをやっていると、褒められることがあまりないものだから、誰かに褒められたくて仕方がないのです。

 

どう考えても経済的合理性のない「突拍子もない」ことを社長がやり始めたら、それはいびつな承認欲求かもしれないと疑ってかかる必要があります。

 

経営者が選挙に出るなどと言うのは、その典型的な一例に違いありません。

 

私の場合は、ブログを書くことによって承認欲求が満たされているようで、これはブログの予期せぬ効用でした。

 

見栄を張るなんてことも、年齢を重ねるごとに薄れていきます。

 

好きなものに囲まれ、好きなことをしていく人生はまさに理想で、70代にして、その理想に到達した感があります。