シンガポールへの旅 その3

以前に「土・日にもう一日足して、できるだけ海外を見てくるべきだ」という大前研一さんの本を読み、なるほどそうだと思ったことがあります。
吉田友和さんの「週末海外旅行シリーズ」もよく読んだのですが、2泊3日もあれば、アジアの国であればたいてい行けてしまえることに気がつきました。
飛行時間が3時間以内のところであれば、1泊2日でも十分楽しめます。
ソウルなど日帰りでも行けそうなのです。

今回のシンガポールは2泊3日。
なか1日が丸々使えるわけです。
シンガポールは飛行時間が7時間なので、前後の日が移動日。
飛行機の中ではシッカリ本が読めるので、私にとっては移動日はムダではなく、貴重な時間となります。
今回も15冊ほどの本を持ってきました。
行きの飛行機の中で読めたのが4冊半だったので、ちょっと多すぎたかもしれません。

丸1日ある観光日をどう使うかは、ラフにプランを決めていました。
?まずは空中プールの写真を撮る。
?次に本を買いに紀伊国屋書店へ行く。
?お土産も買う。
?将来の留学用の下見に国立シンガポール大学へ行く。
以上の4つです。
結論から言うと、シンガポール大学以外の3つは全部できました。

今まで行った大学の中で気に入っているのはトロント大学
実に美しい大学で、街と自然と大学が一体になっている感があります。
こんな環境なら、きっとよく勉強もできるはずです。
しかしながら冬の零下20度の時は一体どうすればいいのでしょう?

ミュンヘン大学も行ったのですが、ちょっと期待外れ。
建物も古いし、あまりピンとくる感じがありませんでした。
タバコを吸う学生が多かったのも、気に入らなかった理由の一つです。
中国の成都大学もあまり色気がなく、雑然とした印象がありました。

ベルリンのフンボルト大学に入った時は、何か凛とした雰囲気があり「こんなところで勉強してみたいなぁ」と心底思いました。
ただベルリンの街の波動がきつく、おっとりしたミュンヘンとは随分違ったイメージがあります。

今回結局行かなかったのですが、なぜシンガポール大学かと言うと、まずは大学ランキングで東大よりも上。
語学環境的にも、英語も中国語も通用し、留学するには面白いのではないかと思ったからです。
「還暦留学」というのが、あってもいいのではないかと思うのです。
世界経済か歴史か語学を学びたいのです。