シンプル化は上質化

「上質の生活」を目指しています。
身の回りのものは出来るだけシンプルにし、数少ないものを丁寧(ていねい)に扱っていきたいと考えています。
例えば10足ぐらい持っていた革靴を整理し、今は3足のみ。
その3足をピカピカに磨き上げています。

正直なところ靴の磨き具合など、あまり興味がなかったのですが、いざピカピカにし出すと、朝出勤する時から気持ちがいいのです。
以前に米海軍の水兵さんたちが、何人かで街を歩いているのを見たことがあるのですが、どの靴もピカピカに磨きあげられていることに驚いたことがあります。
靴を見れば、その軍隊の士気の高さが分かると言ってもいいのではないでしょうか。

私の靴もピカピカなら、オフィスもピカピカ。
毎朝6時半ごろに出社するのですが、そこから約2時間、徹底的に掃除をします。
掃除が終わりに近づくにつれ、オフィスに「氣」が充実してくるのがハッキリわかります。
こんなキレイな職場で働ける社員は実に幸せなのです。

今の2階のオフィスは、前にいた1階店舗に比べ、3分の1以下の広さ。
いわばこれもシンプル化なのであります。
シンプル化は上質化でもあります。
数は少ないけれど、お気に入りのものを大事に扱っていく生き方。
それが今後のトレンドだと思うのですが、いかがでしょう?

会社で毎日、手をかけて掃除をしていると、不要なものが見えてきます。
もし見つければ、それらは捨てるか倉庫で保管するかのどちらかにします。
その作業を省力すると、あっという間にオフィスは要らぬもので溢(あふ)れかえってしまいます。

どこの会社にも「誰がいつ置いたのか分からない」モノが必ずあるはずです。
従って誰も手をつけない。
これらの処分や整理はトップにしか出来ないのです。
そのトップが「整理・整頓・清掃」に興味がないと、会社がキレイになるはずがないのです。