カノンと一緒

最近のパターンとして、夕食後カノン(わが家の愛犬)が書斎についてきます。
私が机に向かっている間、ソファの上でウトウトしています。
その気持ちよさそうな姿を見ていると、こちらまで気持ちよくなってきて、知的作業が能率倍増。
私が書斎を出て風呂に入っている間も、そのままソファで寝ています。

いざ私が寝ようとすると、寝室までついてきて、一緒にベッドにもぐりこみます。
ラブラドール・レトリバーのような大きな犬にもぐりこまれると、さすがにベッドが狭いのです。
しかしながら以前、南極観測船「宗谷」やドイツの潜水艦の中を見学した時、船のベッドのあまりの狭さにビックリしたことがあります。
潜水艦など2交代制を取っていて、一つのベッドを2人の兵士が使うのだとか。
「それに比べれば文句を言うほどのことではない」と変な理屈で我慢しております。

以前にも書いたのですが、犬を外で飼っていると「番犬」。
家の中で一緒に生活すると「家族」となります。
それが一緒に寝たりするならば、仮にそのワンちゃんが死んだ時など、足腰が立たないぐらい悲しむに違いありません。
自分はそんなに動物好きでもないし、一生動物を飼う生活などしないだろうと思っていたのに、いつの間にかベッドにまでもぐりこんで来るワンちゃんがいるなんて、今でも信じられません。

カノンがそばにいると、とても気持ちが癒(いや)されます。
先日ひどい二日酔いでベッドに一日寝ていた時、なぜかカノンもベッドに一緒にもぐりこんできました。
しかしそれが回復にとても効果があったように思います。
意外なところにヒーリングのパワースポットが存在していました。

そんなイヤシ系のワンちゃんと一緒だと、さぞかしグッスリ寝られるだろうと思うのですが、これがそうでもないのですね。
夜中にカノンのイビキで目が覚めることもしばしば。
夢でも見ているのか、しばらくの間、体をガクガクと揺(ゆ)すっていることもあります。
その都度起こされるのですが、早朝に目覚ましなしで起きてしまえるのは、メリットと言えばメリット。
そんな時はあっさりと起き出し、勉強することにしています。