国を守ろう

自分のこと以外で悩むことはあまりないのですが、この国難に際し、かなり真剣に憂いています。
尖閣沖の事件で、中国が本性を現しました。
個人や企業のレベルでの友好関係はあり得ると思いますが、国レベルでの日中友好はあり得ないと思います。
中国にもいろんな顔があり、経済優先派だと日中友好でいけるのですが、軍事力誇示派が力を持つと、途端に強硬路線が前面に出てきます。
中国軍の一部は、本気で日本と一戦を交えたいのではないでしょうか。

戦後の風潮で、日本人の精神が骨抜きにされ、
戦争になるまでもなく、中国からの脅しを受け、へなへなと譲歩に譲歩を重ねていく可能性があります。
最悪の場合は中国の属国になることで、そうなればどうなるかは、ウイグルチベットの例を見ればすぐに分かります。
日本語は禁止され、中国に抵抗する人たちは収監され、日本が営々と築いてきた繁栄と自由は「没収」となるわけです。

今から考えると、明治の人たちの気概はスゴイものがありました。
下手すると西洋列強の植民地になる危機があり、実際「日清戦争」や「日露戦争」に勝っていなければ、独立国としての存在はあり得なかったと思います。
両方の戦争とも、総合的な国力は1:10(日本が1)ぐらいでなかったかと思うのです。
勝ったこと自体が奇跡のようなことなのです。
太平洋戦争で戦ったアメリカとも、1:10の国力差があったわけですが、そう何度も奇跡は続きませんでした。
太平洋戦争での一番大きな敗因は、明治時代のような「元老」がいなくなってしまっていたことではないかと思うのです。
伊藤博文山県有朋がいれば、歴史は随分違っていたのではないでしょうか。