本を買いに行く旅

シンガポールが意欲的に作り上げてきた国づくりのソフト(ノウハウ)は凄いものがあります。
港湾運営の効率的なソフトだって、日本は大いに見習うものがあるし、場合によってはお金を払ってソフトを購入してもいいのではないかとすら思います。
日本とシンガポールFTA自由貿易協定)の締結国です。
もっともっとこういう優等生の国とお付き合いを深めていくべきだと思うのです。

実はシンガポールへ行く大きな理由の一つに、英語の本の購入があります。
民度の高い国には必ずいい書店があるのです。
国民が本をよく読むところは、必然的にいい本屋さんがあります。
英語を母国語としている国だって、あまり(英語の)本を読まないところも多いのですが、シンガポールの書店はかなり期待できそうです。
英語の本を買うという意味では、アメリカへ行くよりシンガポールへ行く方がいいのではないかという気持ちがあります。

ドイツ経済はEU創設によって、ユーロ圏で60%も輸出量が増えたそうです。
日本は輸出依存国というイメージがあるのですが、15%ほど。
それに対しドイツは4割から5割を輸出に頼っています。
従ってドイツにとってEUの存在はすごくメリットがあるわけです。
日本もシンガポールだけでなく、アジアの国々とFTA自由貿易協定)を締結し、EUならぬAU(アジア経済圏)を作ればいいと思うのです。
それもゆるい形で。

アジア各国の政治が絡めば、話がなかなかまとまらないのですが、経済を基盤にゆるい統合を形作っていけば、互いにメリットがあるはずです。
関税や規制が外されれば、より広い商圏が現れるわけですから、優秀な企業にとっては大きなチャンスが到来します。
また例えば税制を始め、企業が国を選択することもできます。
高い税金で低いサービスの国からは、企業も人も逃げていきます。
そうなると各国の行政のサービス競争も出てきて、それぞれの国がもっと良くなっていくはずです。