シェアハウス

不動産業界でもインターネットでの反響が相当増えてきているのですが、ホームページの作り方のうまい下手により、ずいぶん効果が違ってきているようです。
ここはひとつ本気でインターネットや自社のホームページを研究していく必要がありそうです。

特に不動産業界において、比較的新しい商品であるマンスリーマンションやシェアハウスの客付けは100%インターネットです。
この2つの商品はサブリースが多く、仲介ではないので、宅建免許すらいりません。
従って従来の不動産業者だけでなく、全く違う業界から参入してきた人も少なくありません。

シェアハウスは今、首都圏を中心に猛烈な勢いで数が増えています。
今のところ1万室あるのではないかと推測されています。
ユーザーから言えばワンルームマンションを借りるよりも安くすみ、また一人暮らしでは得られないコミュニケーションもあります。
オーナーから言えば、1世帯に貸すよりもシェアハウスとして貸した方が家賃の総額が大きくなります。

シェアハウスは、単に賃貸物件を貸すだけではない運営ノウハウが必要です。
しかしシェアハウス専門の運営会社自体も登場し、オーナーは普通の賃貸で貸すのか、シェアハウスにするのかの決断をするだけで、あとは一切お任せでいけるようになりました。

シェアハウスはコンセプトをハッキリさせると、ひじょうに個性的で面白い場が提供できます。
「女性専用」などというのはごくありきたりの縛りですが、「試験勉強専用」や「共通語は英語」や「自転車大好き人間用」とかになると、がぜん魅力を発揮し出します。
留学生用のシェアハウスがあれば、留学する人は海外から来た心細さもないし、さまざまな情報も得られ、また住居費も抑えられ、まさに打ってつけではないでしょうか。
シェアハウスは、今までは低所得層用というイメージがありましたが、今後はごく普通の賃貸形式の一つとして、完全に市民権を確保していくに違いありません。