長寿のメリット

コロナのおかげで「夜に出歩かない」という習慣ができ、今のところ非常に具合がいいのです。

 

テレビ・スマホを見ないというのも習慣化しており、例えば旅行先ではテレビを一切見ません。

 

夏の間、朝5時台に家のまわりを掃除し始め、あまりの心地よさに今でもそれが続いています。

 

肉体的・精神的な気持ちよさを超えた、霊的な気持ちよさなのです。

 

いずれにせよ「家の世話」に朝1時間ほど取られるようになったので、より一層シンプルライフにしないと時間が足りません。

 

家の中の掃除は月曜、水曜、土曜日に行います。

 

土曜日などは、布団のカバーなどの取り換えも含め、4時間ほども掃除にかけます。

 

逆に、火・木・金は掃除パスの日とし「知的作業の日」と割り切るようにしました。

 

最近、読書量が増えているのはそのためです。

 

年齢を重ねると、食欲や性欲や、怒りなどの感情がコントロールできるようになり、もろもろのことから自由自在になりました。

 

出家して必死になって修行しなくても、わりといいレベルの境地に簡単に到達できるのはうれしい限りです。

 

昔の(聖人などの)偉い人たちは、比較的早くに亡くなったので、長寿のこういったメリットが分からなかったのではないかと思うのです。

 

論語に「四十にして迷わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従う」などという、有名な孔子の言葉がありますが、70歳以降のことは書かれていません。

 

孔子自身が72歳くらいで亡くなっているので、そのあとのことは書けないでいるのです。