しっかり働き、ちゃんとした生活を続けているなら、70歳ぐらいになった時点で勝手に「悟り」の境地に入るのではないかと感じます。
したがって滝に打たれたり、1日中座禅したりするような特別な修行は何もいらないような気がします。
ただし「いい加減な生き方」をやってきたのでは全然ダメで「懸命に働く」と「人にできるだけ親切にする」の2つさえやっていれば、結構「いい人生」になるのではないかと思います。
70歳代に入れば、食欲や性欲からも比較的自由になり、それだけ自分がコントロールしやすくなります。
死ぬことだって、そんなに恐ろしくありません。
私は「この世は仮の姿、あの世こそ本当の世界」や「あの世を楽しみにしながら、この世を頑張る」といった宗教観も持っているし、第一、さんざん生きてきたのだから、今さら死をどうこう言うのはあつかましいのです。
孔子の有名な言葉に「三十にして立つ、四十にして迷わず、五十にして天命を知る」というのがあり、一応「六十」や「七十」のことも書かれているのですが、急に言葉に迫力がなくなります。
また「八十」以降のことは書かれていません。
なぜなら孔子は73歳で亡くなったからです。
徳川家康は、最後まで生きている者が天下を把握できると考えていた節(ふし)があります。
長生き競争だとわかっていたので、とても健康オタクでした。