時間貧乏

事業規模を縮小したおかげで、業績が安定してきました。

 

会社経営をしていると、上り坂も下り坂も「まさか」も存分に体験できます。

 

上り坂の時は「天狗になって」気持ちよく過ごせるのですが、急激な下り坂や「まさか」の場合は「いったい、この先どうなっていくのだろう?」という恐怖に近い感情に襲われます。

 

その点、ストックビジネスの小さな会社だと、ビクつきもイラつきもなく、極めてルンルンな毎日になります。

 

別荘を持ったり、超高級車に乗ったり、高級ナイトクラブに通うといった贅沢からは程遠いのですが、以前と比べて生活は豊かになっているという実感はあります。

 

が、依然「時間貧乏」のままなのです。

 

70歳にもなってどうしてこんなに忙しいのかと思います。

 

少し時間が余れば「知的生活」にそれを投入していっているという感じです。

 

「本を1冊でも多く読みたい」とか「外国語の本も読んでいきたい」とかいう欲求は、理屈ではなく、魂の根源から来ているような気がします。

 

従って、その願望は今世(こんぜ)で叶えてしまわないと、死ぬときにゼッタイ後悔すると思うのです。

 

知的生活へ時間を投入するために、毎日徹底的にやっていた書斎などの掃除を、2日に1回にすることにしました。

 

また、今は営業の第一線から離れた現場作業が多いので、毎日剃っていたヒゲを3日に1度に変更しました。

 

いいのか悪いのかは、まだわかりません。

 

暫くこれで様子を見ていきます。