次の投資のために

次の投資のためにお金を貯めていくのは、精神衛生上もなかなかいいのです。

 

小金を持っていると、人から借金を申し込まれることもあるのですが、それを断ることができます。

 

また「お付き合い」の投資なんていうのにも、よく声をかけられ、たまたま小金が手元にあると、つい乗ってしまいがちなのです。

 

価値のない骨とう品に手を出すことだってあり、ひどい時はギャンブル的な投機に手を染めることだってなきにしもあらず。

 

ところが「次の投資」という目標があると、そこに気持ちを集中させ、余計な出費や冗費を抑えられます。

 

常にケチでは(自分もまわりも)ちょっと面白くないので、私の場合はファミリーへの出費と、自己啓発への投資は惜しまないことにしています。

 

幸か不幸か、今は海外旅行に行けないし、パーティーなどのイベントもないし、人との交流も限られ、その分、娯楽費や交際費が浮いてきます。

 

が、せっかく余ったお金が、何に使ったのか分からないままに消えてなくなるといったこともあります。

 

「次の投資」という目標があれば、もろもろのムダ遣いがなくなると思うのです。

 

堅実な投資をしようと思うと、あまり利回りの高い商品は期待できません。

 

不動産投資の場合、メンテナンスに要する費用が必要となってきます。

 

手元に残ったキャッシュをホイホイと(贅沢や生活費に)使ってしまったのでは、将来必ず苦しむことになります。

 

借入れで不動産を購入している場合は、損益に関わらず、元本の返済が必要です。

 

減価償却費が少なくなると、キャッシュの持ち出しになるケースもあります。

 

不動産投資家には、身の程を知った、謙虚で、つつましい生き方が求められていると思うのです。