不動産(賃貸)オーナー業の場合、一番大事なことは資金繰りのバランスではないかと思います。
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1989年をピークとする昭和末期のバブルのときに、私は多額の借入れを行っており、死ぬ思いでそのピンチを切り抜けました。
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以降、一切借入れすることなく、無借金できています。
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株を借金して買うなんてことはリスクが大きすぎて、さすがに誰もがおかしいと思うわけです。
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なのに不動産の場合は借入れして投資用物件を購入するのが当たり前のように行われています。
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スルガ銀行などは、そんな個人投資家たちを支える拠り所となっていました。
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一度、そういった人たちが集まる「大家の会」(のような会合)に参加したことがあるのですが、その会が発する「貧乏波動」に耐えきれず、逃げ帰った覚えがあります。
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斎藤一人さんいわく、そういった人たちは「お金持ち」ではなく「借金持ち」なのだそうです。
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不動産オーナー業をしていると、比較的安定した収入が入ってくるのですが、それに気を良くして散財していると破たんが待っています。
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まずは税金が払えません。
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また思った以上に修繕費やリフォーム代がかかってきます。
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10年に1度は大規模補修も必要です。
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私も今、古くなった戸建てを建て替えるプランがあり、建築費のことは当然考えていましたが、解体費のことをスッカリ忘れていました。
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長い間、新築を建てることがなかったので、何かと要領が悪く、また思った以上に建築費や諸費用が高くなっていることに驚いています。
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経済の方向は明らかに下降に向かっているし、不動産市況でも一度クラッシュが来るかもしれません。
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今はキャッシュの蓄積を分厚くし、買いやすくなったところで(キャッシュで)買うのが賢明なのかもしれません。