キャッシュレス

フィンテックやキャッシュレスの本を読んでいると、新しい時代が始まっていくワクワク感が湧いてきて、とても刺激になりました。

私は長いあいだ不動産管理業をやっていたのですが、いかに具合の悪いユーザーを取り込まないかが、一番のキーポイントだと感じています。

家賃をクレジットカード決済にすることができれば、カード会社の審査機能も活用できるわけで、家賃の滞納などのリスクが相当減らせるのではないかと思います。

反社会的団体や経済事故を起こした人たちは、そもそもクレジットカードを持つこと自体ができません。

私は40年近く不動産会社を経営してきましたが、顧客にクレジットカードを使ってもらった経験は一度もありません。

15年ほど前にマンスリーマンションをやっていた頃、外国人の人が借りるにあたって「クレジットカードは使えるのか?」の問い合わせをもらったことがあります。

その時はまだ、クレジットカードを使えるのは小売店だけといった固定観念がありました。

今は端末をはじめシステムが簡素化し、どんなお店でもその気になれば「クレジットカード使用可」にすることができます(小規模店舗でも低コストでカード決済が導入できます)。

東京へ出た際、私はクレジットカードとイコカだけをポケットに入れて出歩きます。

乗り物に乗るにしても、モノを買うにしても、それで全く支障はなく、東京は日本の中ではキャッシュレス化が最も進んでいるエリアだと思います。

しかしながら日本全体のキャッシュレス化は約20%で、約95%の韓国や、約70%のイギリスや、約60%の中国や、約50%アメリカと比べると、まだまだの様相を呈しています。