新聞記者というのは、当然に文章が書ける人たちです。
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しかしながら自分の本が出せない新聞記者と、出せる人がいるのは事実です。
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その違いは「飲んべえ」か、そうでないかの差だと、誰かが本の中で指摘していました(有名な著者だったと思うのですが、今ちょっと誰だったか思い出せません)。
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別に本を書くのがエライわけではないのですが、要は酒に時間を取られていては大事がなせないということであります。
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私には「夜、飲み歩く」という習慣はないのですが(サラリーマン時代は思いっきりありました)、この「悪習」がないおかげで、どれほど時間やお金を無駄にせずにすんでいるか計(はか)り知れません。
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同じように、ゴルフをする人で本を書く人はほとんどいないように思います。
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ゴルフというのはとても時間を費(つい)やすのです。
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非常に多趣味で、しかも仕事も頑張っていて、充実した人生を謳歌している人たちがいますが、その人たちを観察すると、ゴルフだけはやっていないということが少なくありません。
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「接待ゴルフに徹する」のを信条とするなら、それはそれなりに立派だと思うのですが、ゴルフをやり出すと、やっぱりうまくなりたいわけです。
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あるスーパーを倒産させた人の本を読んだことがありますが、ゴルフ仲間をあっと言わせたいがために、早朝から練習場で特訓し、瞬く間にシングルの腕前になったことが書いてありました。
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ちょっと頑張る方向を間違えたのかもしれません。
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今の私は仕事も遊びも一緒くたになっていて、ついでに言うと勤務日も休日も意識上の区別がなく、ひたすら毎日を楽しんでいます。
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で、やるべきことは「読書」と「語学」と「投資」。
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これらさえやっておけば他のことはできなくても、十分満足して一生を終えられそうな気がするのです。