出雲参拝の旅 その4(最終)

出雲大社からそんなに遠くないところに日御碕(ひのみさき)神社があります。

天照大神(アマテラスおおみかみ)と須佐之男命(スサノオのみこと)の両方が祭られています。

この両柱が一緒に祀られている神社は少ないのではないかと思います。

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日御碕神社を訪れると、いつも上の方から強い「氣」が流れてくるのを感じます。

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そこにはお稲荷さんが祭られています。

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*古事記より

 スサノオはアマテラスの弟なのですが、高天原(天上界)でいろいろと悪さをし、それに怒ったアマテラスが岩穴の中に姿を隠してしまいます。

アメノウズメという女神がひょうきんな踊りをし、それを見た神々がどっと笑ったので、アマテラスは何事かと、ちょっと岩戸を開けます。

その瞬間、タヂカラオが岩戸をグッと開いて、アマテラスは再び姿を現し、世の中に光が戻ります。

ちなみにその時に力余って岩戸が地上に落ち、その場所が長野県の戸隠神社のところなのです。

スサノオ高天原を追放されます。

地上に降り立ったスサノオヤマタノオロチを倒し、天上界の悪ガキから、いちやくヒーローになるのです。

オオクニヌシは「いじめられっ子」で、兄たちから2度も殺されるのですが、その都度、母や姉たちの看護で甦ります。

やがて出雲の国の大王となったオオクニヌシは、国を繁栄させ、人々から崇拝されます。

オオクニヌシは「繁栄」、「良縁」、「医療」の神様でもあります。