「神たび」は仕事?

観察していると「経営計画書」を作成している会
社は、概ね業績がいいのです。

社長が経営のことを真剣に考えているからこそ、
経営計画書が作られているのは間違いがありませ
ん。

が、経営計画書を作り、それを実践していくのは
相当難しいのです。

計画書に数字を入れていても、何やら現実から離
れた空虚な感じがすることが少なくありません。

ところが自分の人生と会社の経営とを一緒に考え
る「経営・人生統合計画書」だと、途端にイメージ
が明確化してくるのを発見しました。

ひょっとしたら、会社と自分とを一緒くたに考え
ることができる規模にまで、会社を小さくしたか
らこそ、そういうことが言えるようになったのか
もしれません。

今の私にとって会社と自分の区別はなく、オンも
オフもなく、平日も土日祝も感覚的には一緒で、
仕事も勉強も遊びも「楽しむ」という意味では全
く同じなのです。

ビジネス上のルーティンワークは、いかにも「仕
事っぽい」感じがするのですが、例えば「インバ
ウンドの状況を見るために通天閣に行く」という
予定を入れるとします。

これなど一見、ほとんど遊びの延長のように見え
ます。
実際そうかもしれないし、あるいはあとで大きな
意味を持つ行動になるかもしれません。

従来の考え方だと「義務感があれば仕事で、ワク
ワク感があれば遊び」だと分類するのではないで
しょうか。

私にとって仕事か遊びかよく分からないものに
「神たび」があります。

有名な神社を訪問していくことを「神たび」と
呼んでいるのですが、神さまのお力をお借りし
て会社を繁栄させるのに、ものすごく効果があ
る方法です。

時間も労力もお金もかかり、ワクワク感も満載
なのですが、はたしてこれが仕事なのかどうか…?

毎月伊勢に行っているのですが、1泊して神宮参
拝のあと、そのまま鈴鹿市の椿大社(つばきおお
やしろ)へ行くことを計画しました。

そして名古屋で泊まり、次の日に熱田神宮を参拝
して帰ろうと思います。
3つも有名な神社を訪れるという濃い「神たび」な
のであります。