富山・福井へのクルマ旅 その4

丸3日間を富山と福井へのクルマ旅に費やしました。
成果があったのかどうかは、まだわかりません。
3日間の間、全く本が読めませんでした。
またウェブレッスンも皆無。
どちらかというとショボいホテルに泊まり、マズイ食事にも出会い、しかも体重が増えているという最悪の状態で帰ってきました。

人口の少ない県へ行くと「47都道府県」の意味を再考せざるを得なくなります。
例えば人口がわずか80万人ほどの県と、東京都では何をどう比べても比較の対象になりません。
高校野球や国体は、いまだに県単位での出場ですが、小さな県と、その10倍の人口を持つ東京都や大阪府とが、同じ資格で出場できること自体が不思議です。

だからこそ小さな県の県民は仲間意識を持ち安いのかもしれません。
以前にニューヨークに行った折、そこで不動産業を営んでいる福岡県出身の方がいました(福岡県は小さくはありませんが)。
ニューヨークにも「福岡県人会」があるそうです。
お互いに助け合い、時には商売にもつながったりしながらのお付き合いがあるわけです。
私は兵庫県出身ですが「兵庫県県人会」なんて“とんと”聞いたことがありません。

決して悪口を書くつもりはなく正直な感想なのですが、富山という街にはもう少し期待していました。
だからこそ、福井に用事があるのに、わざわざ富山に向かい1泊したわけです。
山々の景色も思っていたほどキレイでなかったし「何の変哲もない街」という印象でした。
歩いていてもワクワク感はあまりなかったし「ここに住みたい」とも思いませんでした。

その富山から福井に入ると、もう一歩「さびれ感」が増すのです。
よく「シャッター通り」と言いますが、駅から3分歩くと歯抜けのように閉店したお店が目立ち、歩いていて寂寥感に包まれてしまいます。
県庁所在地とはとても思えないのです(ごめんなさい)。

地方を元気にするためには、よほどの知恵と行動力が必要だと思いました。
我が街宝塚だって、うかうかしていると、あっという間にシャッター通り化してしまう危険性があると思うのです。

特に私が携わっているコインパーキングは、街が元気でないと成り立たない商売でもあります。
地元民である自分が本気で考えていかねばならないと、ミッションのようなものを感じました。
今回の旅は、そういったネガティブなことも含めて、勉強になったように思います。