ウェブレッスン 外伝

ウェブレッスンの中国語の先生は、なぜか全員が女性なのですが、どの先生も教え方がうまいのです。
英語などでは(教え方以前に)相性の合わない先生というのもいるのですが、中国語では今のところ皆無です。
先日「どこから来たのか?」の会話練習があり、中国人の先生の答は「上海の近くに蘇州という町がありますが、その蘇州の近くの小さな町から私は来ました」。

「人口はどれぐらいですか?」と私が聞くと、あっさり「100万人程度です」との答え。
「ひ、ひ、百万人!?、そんなのどこが『小さい町』なんだ!」と、思わずツッコミたくなりました。
ヨーロッパだと、下手すると一つの国の人口単位です。

その話をドイツ語の先生に「話のネタ」として言うと、笑いながら「私も『小さな街』の出身です。ただし人口は2万5千人です」とのこと。
まあ、このあたりが普通に言う「小さい街」の概念ですよね。

同じ中国人の先生から聞いた話です。
先日、上海で友人たちと久しぶりに食事したら(その先生は上海の大学を卒業しています)、最後の会計の時に現金を出したのは自分だけで、ほかの人はみんなスマホで支払っていたのでビックリしたとのことでした。
日本のレストランで、食事のあとスマホで支払う人を、少なくとも私は見たことがありません。

中国は都会と田舎との差が大きいのですが、中国の都会は日本より進んだ面があるようです。
「中国は日本より遅れている」などと思い込んでいると、判断を間違えてしまいます。
金融資産を1億円以上持っている人の絶対数を比べると、中国人(ただし都会人)の方が日本人よりも多いのではないでしょうか。
4つも外国語を勉強していると、レッスンの合間に言葉以外の「その国ならではの諸事情」の話も聞くことがあり、それはそれで結構面白いのです。

単純に言葉だけを比較してみると、英語は発音が難しく文法は簡単で、ドイツ語は発音は簡単で文法が難しいと感じます。
またフランス語は発音も文法も両方難しく、中国語は発音は難しいけれど文法は超簡単です。
1年も前に始めたフランス語は、いまだ下から2つ目と3つ目のレベルの間を行ったり来たりしているのですが、今年始めた中国語はもうそのレベルを超えました。
いかにフランス語は難しく、いかに中国語は簡単かということなのであります。