富山・福井へのクルマ旅 その1

今回は富山と福井への2泊3日のクルマ旅です。
メインの用事は福井の会社の株主総会に参加することなのですが、その前に富山で1泊することにしました。
なぜ富山かというと「持ち家率日本一」の街の雰囲気を知っておきたかったからです。

北陸は雪という大敵を抱えながら、個人の「生き方」はシッカリしたものがあるようです。
福井だって「社長輩出率日本一」なのです。
厳しい自然環境が人間を鍛えるのだと思うのですが、ならばもっと厳しいところもあるわけで、必ずしもそれだけではないような気もします。

北陸は浄土真宗王国ですが、そういった精神的基盤が勤勉性などに影響しているのかもしれません。
浄土真宗といえば「他力本願」ですが、そういった意味ではキリスト教に似たところがあります(阿弥陀如来がゴッドにかわるわけです)。
語弊がありますが、宗教的なキャラがかぶるため、北陸地方でのキリスト教の普及率はかなり低いと読んだことがあります。

富山市の人口は42万人です。
42万人もいると、さすがにちょっとした経済の厚みを感じます。
高いビルが多くなり、街の整備状況が良くなってきます。
また県庁所在地であるということが加わると、実力以上のものがプラスされます(例えばホテルの数など)。

富山には5つ星のホテルはありませんが、中堅ブランドのホテルはいくつかあります。
その一つに泊まると、外国人観光客が多いことに驚かされました。
そのレストランでは夕方6時からビュッフェ・スタイルのディナーがオープンになります。

お腹もすいたし、クルマの運転で疲れていていた私は、6時過ぎにレストランに行きました。
6時だとまだガラガラだと思い込んでいたのに満席に近い状態です。
某アジア国の団体さんが、もう既に入っていたのです。

なんとか席に案内してもらえた私は、じっくりとその団体さんを観察しました。
どうして上品な雰囲気にならないかといえば、みんな来ている服がお粗末なのです。
下町をウロウロするようなキタナイ格好で、ホテルのレストランに入り込んでくるものだから違和感があるのです。
ついでに言うと、そのレストランの食事も美味しくありませんでした。
ホテルの食事で不味いと思ったのはコペンハーゲンのホテル以来のことであります。