シンガポールへの旅 その3

旅に出ると、家では毎日やっている「朝の儀式」をしなくてすみます。
例えば私の場合、ビートとの散歩と食事と掃除とで3時間もの時間が費やされます。
ホテルに泊まっていると、少なくとも散歩と掃除からは解放されます。
ホテルの朝食はブッフェスタイルが多く、これも楽しみです。
シンガポール紀伊国屋書店で本を買ったあと、ホテルに戻りシャワーを浴びて、ビールとウィスキーを飲んで熟睡しました。

昼寝のはずが、6時間ほども昏々と寝ておりました。
体が今までの疲れをすべて解(ほぐ)そうとしているのではないかと思いました。
日本にいると、こんなにノンビリすることは、まずありません。
常に「何かをしなければ」といった強迫観念に脅かされているような気もします。
「何の予定もない旅」がどれほど贅沢かを身に染みて感じました。

今回のシンガポール旅行では、結局行ったのは紀伊国屋書店だけ。
こんな「贅沢(ぜいたく)」な旅もあまりないのではないでしょうか。
パックの団体旅行で、せかされながら観光に1日回らなければならないのと比べると雲泥(うんでい)の差です。

夕食はホテル内の中華レストランに行きました。
昨晩の失敗に懲り、少な目の注文。
スープと麺とデザートです。
どれも絶品でした。
飲み物はアルコールではなく、炭酸水とジャスミン茶。
これまた贅沢な時間でありました。

レストランのウェイトレスが、私が1人で食事しているので、退屈しないように時々話しかけてくれます。
話によると、シンガポールの中国語はマンダリン(北京語)とのことですが、彼女はマレーシアから来ており、母語は広東語なのだそうです。
英語と北京語と広東語の3か国語がペラペラということになります。