多読への挑戦

私が読書に目覚めたのは高校生の時でした。
エスカレータで大学まで行ける高校に入学したので、受験勉強をしなくていい分、本を読もうと思ったからです。
最初に読んだ本は中公新書日露戦争の本だったのを覚えています。

以降、読んだ本はすべて記録しています。
もっと言えば、読んだ本は全部自宅に保管しています。
自宅を新築するにあたり、地下に図書館(電動書庫を設置)を設けました。
これで一生、読んだ本の収納場所に困らないだろうと高(たか)を括(くく)っていたら、来年あたりですべての書庫が満杯になりそうになっています。
何とかしなければいけないのですが、いいアイデアは全く浮かんでいません。

クラウドDropboxに毎月の「読破リスト」を2009年の分から保管しています。
それ以前のリストをデジタル化して保管していないのは、Dropboxを知らなかったからかもしれないし、あるいはDropbox自体が存在していなかったのかもしれません。
ちなみに2009年分を開けてみると、だいたい月に85冊ずつ読んでいます。
85冊というのは、年1,000冊ペースなのです。

年に1,000冊読みだした頃から、明らかに自分が変化(進化)しだしたことを感じました。
自分が一段高いステージに上がったようで、今までと見える景色が違ってきたのです。
認識力が高まり、ほとんどの問題に対し即解することが出来るようになりました。
迷路でも高いところから見ればスグに答えが分かりますが、それと同じような現象だと思います。

2009年の時は月85冊だったのが、今は月170冊です。
7年かかって倍になっています。
月170冊だと年2,040冊になります。
年2,000冊読破の目標は完全にクリアできました。

これは「経営者が本ばかり読んでいては具合が悪い」という根拠のない思い込みをハズすことができたからです。
具合が悪いどころか、読めば読むほど判断力のシャープさが増してきました。
もし「仕事はしなくていいから、本を徹底的に“もっともっと”読んでいけばいい」という人がいたら、私はそれに同意できそうです。
ただし私自身はそこまでの極論を、今の時点で述べる自信はありません。

年2,000冊を超える読書数なのだから、それで満足してもいいわけですが、「内なる声」が「年3,000冊までは読んでいこう!」としきりに勧めるのです。
が、すぐに3,000冊ではなくて、2020年までに少しずつ増やしていく計画にしました。
で、来年の目標は月185冊。
さっそく1月からスタートします。