なかなか良かった2016年

2016年は後から振り返ってみても、個人的に大きな意味を持った年であったのは間違いがありません。
自分が今まで抱えていた「思い込み」や「固定観念」をいくつも打ち破ったからです。

例えば「長距離の旅行は新幹線か飛行機で行くもの」という縛りに長い間囚(とら)われていました。
東京へ往復クルマの旅をし、クタクタに疲れたものの「案外いけるじゃん!」と自信につながりました(なぜかこういう場合は「いけるやん」といった関西弁にはなりません)。
調子に乗って九州への4日間の「神たび」をクルマで行ってきました。

おかげで「赤間神社」、「宇佐神宮」、「幣立神宮」、そして「厳島神社」の4つの神社を訪れることが出来ました。
クルマ旅は一見非効率のようですが、このように別々の場所に存在する神社を巡っていくときは、極めて効率的なのです(これらを通常の交通機関を乗り継いで行こうと思ったら実に大変なのです)。

海外旅行はマニラと台北とパリの3回でした。
いずれも予想以上に充実した旅で、海外旅行をすると必ず学ぶことがあります。
マニラなどは治安が悪いと聞いていたので自分一人ではゼッタイに行く気になれませんでした。
ところが(半分冗談で)友人を誘うと、あっさり乗ってきて、おかげで貴重な旅ができたというわけです。

伊勢神宮へは毎月1回必ず行くので、計12回。
2013年の10月以降皆勤です。
投資の師匠のいる岡山には計3回も行きました。
東京はクルマ旅も含めて計4回。
グルメのためにわざわざ夜(よる)出かけた回数は20回。
いずれも極めて美味しかったのです。

2016年に特筆すべきことは、何と言ってもフランス語を始めたことです。
英語とドイツ語だけで精いっぱいで、絶対にそれら以外の言語は学ぶ時間がないと思っていました。
始めたら始めたで何とかなるものですね。
私のフランス語はまだ小学校低学年程度のものですが、それでもワインのラベルが読めたり、マンションの名前の意味が分かったりしたときは、ついつい“ほくそ笑(え)んで”しまいます。
パリの一流レストランでも、ほんのちょっぴりですがフランス語を使いました。

勢いあまって来年からは中国語を始めます。
もう受講料も支払っており、もう後には引けません。
63歳で全くの白紙からフランス語を、そして64歳で同じく白紙状態から中国語を始めるわけです。
語学なんてものはいくつからでも始められ、そして完ぺきにマスターできるのだということを、私が体を張って証明したいと思っています(なんでカラダ張るのん?)。