神道と日本古代史

神道研究家」という肩書きがあるのですね。
ちょっと憧(あこが)れてしまいます。
私は何でも形から入るほうなので「神道研究家」という肩書の入った名刺を作ることを検討してみようと思います。
神道研究家」の中身は、そのあと(の努力で)自然にできてくるのではないかと思うのです。

日本古代史と神道とは密接につながっています。
神話に出てくる王家が、そのまま今の時代にも存続しているなんて例は、世界中の国を捜しても日本しかありません。
今上天皇(今の天皇陛下)は初代神武天皇から数えて125代目ですが、日本創立からいうと2,676年目になります。
こんな稀有な王家なんだから、ユネスコ世界遺産に登録申請したらどうかと思うぐらいです。

平成25年(2013年)に伊勢神宮出雲大社の両方で式年遷宮がありました。
この2つの神社の式年遷宮が重なる年は極めて稀なのです。
私はこの2つの式年遷宮の、それぞれ最も大切な儀式に参加させていただくことができました。

そこから俄然神道にハマり出したというわけです。
高校がキリスト教の学校だったので、随分と真剣にキリスト教と向かい合ったことがあります。
洗礼を受けようかと思ったのですが「日本人なのに異国の宗教を受け入れてもいいのだろうか?」という違和感がどうしても残ったので、結局は受けずじまいでした。

宝塚の中山奥ノ院にカノン(当時のワンちゃん)と一緒に登った時に、「応神天皇と武内宿祢(たけのうちのすくね)がこの場所に来たことがある」旨の看板を見つけたのが、日本古代史に興味を持ちだしたキッカケです。

武内宿祢は応神天皇を含め5代の天皇に使えた忠臣でもあります。
蘇我氏の祖先とも言われています。
景行天皇の時からつかえているので、倭姫(やまとひめ)や日本武尊ヤマトタケルのみこと)とも、顔見知りであったと思われます。

全国に「八幡宮」の神社が存在しますが、その総本社は大分県宇佐神宮です。
宇佐神宮のご祭神は応神天皇なのです。
上記の看板を見た時から、ずっと宇佐神宮に行きたいと思っていました(今度クルマで行く予定があり、長年の夢が実現できそうです)。
応神天皇はバビロンと関係が深かったという説も本で読んだことがあるのですが、これはもう少し研究が進んでからの話にしたいと思います。