健康第一

まずは健康第一を目指そうと思います。
体調の悪さは内臓の疲れから来ているので、見えない内臓を労(いた)わっていきたいと思うのです。
スピリチュアルな本を読んでいると、内臓にもそれぞれ意識があることを知りました。

今まで内臓に感謝したことがあるかというと、ほとんどないわけです。
これからは内臓に向かって感謝の意識を当てていこうと思います。
自分の体だからムチャをしてもいいという発想になりがちですが、カラダは神様から与えられたもの。
大事に扱っていきたいと思うのです。

一つの臓器の動きが悪くなると、ほかの臓器がそれをカバーしようとするのですが、あまり負担をかけすぎると、今度は他の臓器まで具合が悪くなってしまいます。
一つ一つの内臓の調子が悪くなる前にケアすることは、自分の意思で出来ることだと思うのです。
十分に睡眠時間を取るとか、よく噛んで食事をするとか、散歩をするとかいったことです。
私は少なくとも95歳まではバリバリの現役を続けようと思っているので、これからの体のあり方については細心の注意を払っていきたいと考えています。

体をもっと弛(ゆる)めて行きたいとも思っています。
人はリラックスしている時が一番力を発揮できると言います。
体はともかく、内臓を弛(ゆる)めるなんて難しそうに思えますが、案外簡単で「リラックス」の意識を体の中に隈(くま)なく行き渡らせればいいだけです。

白隠禅師の「軟酥(なんそ)の法」というのも、同じようなやり方ではないかと思います。
軟酥(なんそ)というのはイメージ上の物質で、万病に効くバターあるいは油と思えばいいでしょう。
一人静かに座り、軟酥(なんそ)を頭の上に置き(あくまでもイメージです)、軟酥(なんそ)が自分の体温で溶けていき、それが体中を癒(いや)していくイメージです。

実に簡単な方法ですが、白隠禅師はこれで結核とノイローゼを治してしまいました。
瞑想を一人でやるのは、色々と雑念が入るので難しいのですが、この「軟酥(なんそ)の法」ならやれそうな気がします。

年を重ねるにつれ健康になっていく実感があります。
若い頃は体力に任せて無理が効くのですが、決して健康的であるとは言い難かったように思います。
私の場合、むしろ10代や20代の時のほうが、今よりもよくカゼを引いていました。
食べる量も多かったので、いつも胃腸の調子が悪かったようにも思います。

内臓に感謝し、腹八分目を実行し、腰骨を立て、自然と一体になるような生き方をしていくつもりです。
ならば、死ぬまで働ける体を維持できるのではないかと期待しているところであります。