ブログが導く知的生活

2004年の年末に初めてブログを書き始めました。
途中から毎日書くようになり、今日でちょうど連続2,400回目。
6年半ほどの間ずっと書き続けていることになります。
こうなると自分的にも読者的にも、ちょっと休むに休めなくなります。

1日分のブログを書くのに、私の場合は1時間は必要です。
そうでなくても「時間足らない病」なのに、書き続けていくべきかということですが、私の場合は十分にその価値を感じています。
書いている途中にインスピレーションのようなものが降りてきて「あっ、そうなのか!」と書いている自分がビックリするような良い言葉やアイデアに出会ったことは何度もあります。

書いた文章を読み直し、その内容の深さに感銘を受け「これは本当に自分が書いたのだろうか?」と疑ったことも1度や2度ではありません。
天からのメッセージが送られてくるような感覚の時もあり、そういうのを「自動書記」というのではないかと思ったこともあります。

来年、読書について書いた本が出版される予定なのですが、それは“やはり”このブログに書いた文章が元になっています。
週刊住宅新聞』に毎回600字のコラムを出しているのですが、それもブログからヒントを得て書いています。
そのコラムから本が何冊か出版されているのですが、そういう意味ではこのブログから3冊ぐらいの本が生まれたと言ってもいいのではないでしょうか。

つまりブログは読書とともに、私の知的生活のコアをなしているわけです(このことも、今このブログを書いていて気づきました)。
できれば95歳ぐらいまでブログ書きを毎日続けたいものです。
そうすると約40年間途切れなく書き続けるということになり、ちょっとした勲章ものです。

私はブログに書きながら(というより対話しながら)考えることが多いのですが、経営戦略的なことは全部書くわけにはいかず、その時だけちょっとストレスを感じます。
ブログに書けない分、今後の経営戦略のことを思いっきり話す相手を探しています(フィーを支払ってもいいと思っています)。

将来、英語でも自由自在にブログを書きたいとも思っています。
英語で今でも書けなくもないのですが、2つ課題があります。
一つは日本語で書く時の3倍の時間がかかるということ。
日本語でも1時間かかるのに、英語なら3時間です。

もう一つは間違いのない英文を書く自信がイマイチないということです。
しかしながら2つとも「習うより慣れろ」で片づく問題でもあります。
一丁やってみますか。