フランクフルトへの旅 その4

旅に出ると必ず新しい発見や気づきがあり、勉強にならなかったことはありません。
時間的、経済的、体力的に、もっと余裕を持てるようにし、自由自在に旅が出来るようにすることが理想でもあります。
デグチ・メソッドのワークシートを駆使し、書いて書いて書きまくり、自分の能力を数倍にし、その夢も達成していきたいと考えています。

最近は本当にどこへ行っても中国人観光客が多いですね。
日本国内でも私が先日行った岡山や福井など、メジャーな観光地と思えないような所でも、中国人団体観光客を見かけました。
フランクフルトのレーマー広場と呼ばれるところで、ガイドさんの話を聞いていると、いつの間にか雲霞のごとく中国人観光客が現れ、瞬く間に広場がいっぱいになりました。

けっして文句を言いたいわけではないのですが、客観的に見て、うるさいというのと、マナーの良くない人が少なくないということは言えます。
40年ほど前の日本人団体観光客も、ああいった感じだったのかもしれません。
「金さえ払えば、どんなことをしてもいい」というのは成金の特徴でもあります。

ホテルのミシュランの星がついたフランスレストランに行ったのですが、ドレスコードは「エレガント」でありました。
私たちは精一杯のオシャレをしていったので、メインのテーブルに通されました。
ネガティブな話になっては申し訳ないのですが、そのレストランに中国人の3人家族が、ジャージのような服を着て入ってきました。
おまけに食事の間会話もせず、3人がそれぞれにスマホをいじっていました。
やはり雰囲気が壊れるのです。

一流(もしくは超一流)レストランは、店のスタッフも来客もみんなが雰囲気を高めて非日常性を盛り上げていくという暗黙のルールがあると思うのです。
このへんのニュアンスは何度も一流レストランに足を運んでいるうちに自然に分かってくるものなのかもしれません。
やっぱり一流店に行くのも勉強なのです。

私は親独派だと自分でも思っているのですが、フィルクスワーゲンのスキャンダルに見られるように、キチンとしていたドイツ企業のスピリッツに少しスキマが出てきているのではないかと思えることが、今回の旅でいくつか見られました。

ホテルの設備などでもそう感じられたし、航空会社もそうでした。
ルフトハンザもストばかりしている記事をよく新聞で見るのですが、実際に乗ってみて、今後経営的にかなり具合が悪くなっていくのではないかという気がしました。
株的に言えば「売り」なのです。