いざ福井へ

コインパーキングのオーナーになっても、「24時間コール」やメインテナンスのために、コインパーキング運営会社の協力を得ないと自分一人では絶対にコインパーキング事業を進めていくことは出来ません。
当社がそんな業務を委託している、コインパーキング会社の株主総会に出席するため、福井に出かけました。
宝塚から福井までは電車でもクルマでも普通に行けば3時間ぐらいではないかと思うのですが、今回はクルマを選択しました。

伊勢神宮へ毎月行っているので、長距離運転にちょっと自信が出てきたからです。
クルマだと電車の時刻を気にせずにマイペースで行けるので、とても気が楽なのです。
何でもキチンとしなければ気がすまない、血液型A型の私にとっては、乗り物の時刻に合わせるのがちょっとプレッシャーでもあるのです。

それにしても何の下調べもせずに、行き先のホテルの電話番号を入れるだけで、勝手に道を案内してくれるナビというのはなんと便利な機械なんでしょうか。
これであと自動運転車が世の中に出てきたら、私の晩年は天国のようなものです。

福井までのドライブは実に快適でした。
北陸道は走っているクルマも少なく、景色も楽しく、運転も楽でした。
私にしては珍しく、休憩もわずか30分しか取りませんでした。
夕方にホテルに着いたので、福井駅周辺をブラブラと歩いてみました。
決して悪口で言うのではないのですが、歩いていて寂しくなるような県庁所在地なんてあっていいのだろうかと思いました。

しかし福井は社長排出率NO.1の県だと読んだことがあります。
こういうところだからこそ都会に憧(あこが)れ「今に見ておれ!」とファイトが湧くのかもしれません。
冬は一面雪に覆(おお)われるようです。
北陸からはいくつものゼネコンが生まれています。

柴田勝家豊臣秀吉に敗れたため、後世の人々の関心をそんなに受けていませんが、地元福井では善政を敷き、敬愛されているようです。
それが証拠に、柴田勝家を祭った「柴田神社」というのがあるのです。

夕方5時過ぎに、たまたま見かけた焼き鳥屋さんに入り(ほかのお店はまだ営業していませんでした)、焼き鳥片手に生ビールを4杯。
普段は肉をあまり食べないようにしているのですが、今回はそんな堅いことは抜きです。
夜の7時にはホテルのベッドでバタンキューとあいなりました。

目を覚ましたのが夜中の12時。
海外旅行でも時差があるので、こういう状況はよくあるのです。
これ幸いと起き上がり、パソコンに向かいました。
今回はクルマの旅でもあるので、持ち運ぶ本の重さを気にすることはありません。
持って来た冊数を数えたら11冊もありました。
読む本がいっぱい手元にあるというのは、私にとっては強力な精神安定剤でもあるのです。