速読を考える

「速読」の本は多分10冊以上読んだと思うのですが、例外なく詰まらない本が多かったように思います。
本は読んでいるうちに勝手に早く読めるようになっていくのではないかと思うのです。
私もいわゆる「ななめ読み」をしているのだと思いますが、最近はその上を行く「飛ばし読み」の境地に入ってきております。

雑誌を最初から最後まで読む人はいないと思うのです。
自分が興味のあるところだけをサッと読み飛ばすのが普通ではないでしょうか。
本も同じような読み方でいいのではないかと思うのです。
1つの本に1か所自分にプラスになるところがあれば儲けものだと思うぐらいのユルイ気持ちでいいのだと思います。

良い本はじっくりと精読すべきだという考えもありますが、繰り返し読み返す方が1回の精読よりもずっと有効だと思います。
斎藤一人さんは「良書は7回読み返すべし」と仰っていますが、私自身は7回以上読んだ本は4冊だけです。
そんな本を除けば、繰り返し読む本は1,000冊に1冊ぐらいの割合ではないかと思います。

義務感で本を読もうと思うと「重い」ものがあります。
やっぱり本は自分が好きなものや面白いと思うものを読んでいくべきだと思うのです。
私は日本語の本であれば何の苦も無く読んでいけますが、これが英語となると余程興味のある分野でないと苦痛なのです。

逆にいかに興味ある分野を増やすかが一番求められることではないでしょうか。
海外の大型書店へ行って英語の本を買おうとする時、本の初心者のように一体どんな本を買ったらいいのかが分からないのです。
こちらの英語力の事情もあって、あまり難しい本は読めません。

が、興味ある分野なら少々難しくてもついていけるのです。
今までどんな本を買ったかと言えば「自己啓発」や「歴史」や「投資」や「不動産」や「英語学習」の本です。
ほかにはジュニア用の解説書などを購入したことがあります。

知識が豊富にある分野の本はビュンビュン飛ばし読んでも大丈夫です。
例えば「個人投資家の収益不動産の購入や運営」の本などは、大抵の著者の知識よりも私の方が上回っていることが多いので、あっという間に読み飛ばしてしまえます。
同じ不動産でも「法律」や「税金」の本になると相当読むスピードが落ちるのは仕方ありません。