夢を追うのにまだ遅くない

この年になって「幸せ人生成功の秘訣」が分かってきました。
もっと若い頃から分かっていれば、こんなに苦労することもなかったのにと思うのですが、まあそれはそれで意味があったのかもしれません。
思えば随分と遠回りしたものです。

まずは「虫のいい」夢を抱くことです。
その夢は大抵実現することになっています。
なぜなら自分とは全く関係がないような夢は最初から見ないからです。
私は大型船の船長になりたいとか、アメリカの大統領になりたいとか、プロ野球の選手になりたいとかは、これっぽっちも考えたことがありません。

考えてもちっともワクワクしないからです。
逆に「富裕層の個人投資家」や「ベストセラー作家」になることには非常に興味があります。
ワクワク感があるのが「夢」で、ちょっと義務感っぽいものがあるのが「目標」だと思うのですが、「夢」にせよ「目標」にせよ、いったん設定すると自分の今後の方向性が決まってきます。

能力も時間も体力も限られているのに、それをバラバラに使っていては、まともな形として残らないというのは誰でも分かる話です。
でも自分が持てる資源を一つの方向に集中し、それに向かって進んでいく態勢を整えたならば、ぐんと実現への可能性が高まるというのも、これまた誰でもわかる話です。

夢や目標の方向性に向かって、まずは行動していくべきです。
自分が行動し出すと、潜在意識が協力してくれるようになります。
例えば海外留学や海外旅行や、あるいは海外で働きたいという夢がある場合、まずは英語を勉強しだすべきです。
その第一歩も踏まずして潜在意識が協力してくれるはずもありません。

私は還暦が近づいてから、自分が本当にやりたかったことに気がつきアタフタとしました。
過ぎ去った時間を取り戻すことは出来ないので、寿命を勝手に伸ばすことにしました。
「95歳までバリバリの現役」のコンセプトはそこから出てきたものです。
95歳までなら、まだ30年以上あります。
30年もあれば目標達成には十分です。

活動時間を増やしただけではまだ不安なので、能力を高めることにしました。
即ち「天才」を目指そうと思うのです。
冗談のように聞こえますが、空海だって虚空蔵求聞持法(こくうぞう・ぐもんじほう)といった密教の秘儀で天才になりました。

渡部昇一先生がラテン語の本を丸々1冊暗記してから、暗記力が飛躍的に伸びたことを書いておられました(それ以降、漢詩のようなものであっても、1度見たら覚えてしまうのだそうです)。
トロイの遺跡を発見したシュリーマンは語学の天才としても有名ですが、シュリーマン式語学マスター法は“やはり”外国語の本1冊丸暗記なのです。

だから「天才」になれる方法論が実際にあるのです。
ゆえに私も天才になる研究をしながら、夢に向かって進んでいこうと思うのです。