海外投資家に東京投資を薦める

ニューヨークやパリは観光地としても抜群の魅力があります。
東京も観光資源の凄さという意味ではハンパではないものを持っています。
旅に出て、楽しみの半分を占めるものが食事です。
東京にはどの都市よりも多くのミシュランの星が輝いています。
伝統的な和食を始め、中華料理や韓国料理やイタリア料理やフランス料理など、そのどれをとってもレベルの高さは本家を凌(しの)ぐほどです(私の100回の海外旅行からの確信です)。

世界の4大ファッション都市は、ニューヨークとパリとミラノと東京です。
ファッションの先端都市にも東京は入っているのです。
「働く」、「学ぶ」、「食べる」、「遊ぶ」、「ショッピングする」がすべて満足できるレベルにあるのが東京。
料理やファッションは、極めて高度な文化でもあります。
東京は単に経済的な巨人ではなく、文化的な香りをふんだんに持ち合わせた都市でもあるのです。

東京には世界の超一流ホテルが今ドンドン進出してきています。
つまりそれは東京がますます超一流都市になるということを示しています。
東京から新幹線が、日本の各地方都市に今も伸びていっています。

またリニアモーター鉄道も夢物語ではなくなってきました。
実はこれは東京から人や情報が地方に出ていくというのではなく、それらが東京に向かって集まってくることを意味しています。
東京への一極集中は、人の思惑を離れた大きな流れでもあるのです。

今までは東京が稼いだお金(税金)を、地方に配分して地方を支えていました。
しかし東京に公共投資することが一番効率がいいのは間違いがなく、オリンピックも控え、今後は東京自体に公共投資が行われていくはずです。
東京には駅周辺をすっかり変革する大プロジェクトが目白押しです。
東京オリンピックという目標があるので、それまでに何としてでも完成させるという、一つの強いコンセンサスが形成されています。
東京には絶好の追い風が吹いているのです。

自分が持っている不動産が、自分自身は何の努力もしないのに、まわりが発展するにつれ、勝手に値上がっていくことがあるのが、資本主義の面白いところです。
まさに今の東京がその恩恵を存分に浴びる地点に立っていると言っていいのではないでしょうか。
発展途上国への投資も面白いかもしれませんが、いま東京への投資こそ「わくわくナンバーワン」なのです。