今年は宝塚歌劇100周年です。
歌劇場は私の家から歩いて5分ほどのところにあります。
自分の地元で、こんなに目出度いことがあるのに、もうひとつピンと来ずにいたことを反省しています。
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宝塚歌劇は阪急グループの創設者である小林一三が始めたものです。
小林一三は最初、本気で大阪から有馬まで電車を引きたかったようです。
しかしながら宝塚から少し行った生瀬(なまぜ)付近で、地層的に難工事になり、断念した経緯があります。
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有馬まで電車を通すメリットは、そこに日本でも有数の温泉があるからですが、よく考えると宝塚にも温泉が湧いているのです。
ならば宝塚温泉を売り出そうということになったわけです。
いま毎年8月になると「宝塚花火大会」があるのですが、それも実は小林一三が始めたものだったとは知りませんでした。
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「宝塚」の地名の由来は、この地に幸運をつかめることが出来る「塚」があり、その「宝の塚」から来たものなのです。
従って元々(もともと)「幸せが訪れる街」であったわけで、こんな縁起のいい街に住んでいることに喜びを感じています。
たまたま私は不動産業なので、こんな「ラッキー由来」をもっと商売に使えないかと思ったりもします(半分冗談で、半分本気です)。
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明治時代に、大阪から篠山を通って舞鶴へ向かう鉄道の計画があり、それが大阪の「阪」と舞鶴の「鶴」の字をそれぞれ取って「阪鶴鉄道(はんかくてつどう)」と名づけられました。
その阪鶴鉄道に明治30年、宝塚駅ができたのです。
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有馬温泉は名湯として知られていますが、宝塚の湯も質の高い温泉とのこと。
ミネラル度が濃いのだそうです。
ちなみに今は西宮市の高級住宅街ですが「甲陽園」や「苦楽園」は、それぞれ温泉施設名だったのだそうです(その地に温泉が出ていたということです)。
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地下60キロ下は600度の温度で、温泉はそこから湧いてきており、その湯は実は600万年前の水なのだそうです。
温泉に浸かれば「地球のパワー」をもらえるわけです。
そんな話を聞くだけでも「霊験あらたか」な気がしてくるではありませんか。