「た〜まや〜」、「か〜ぎや〜」

久しぶりに花火大会を見に行ってきました。
会場はいつもビートと散歩する河川敷。
自宅から5分で行けるので気楽なものです。
しかしながら普段は見たこともないような人出にも驚きました。
あらかじめ2,500円也の観覧席のチケット買っていたので、花火鑑賞には絶好の場所でした。
すぐ目の前で上がる花火は、やはり迫力がありました。

花火の間、それを引き立てるようにずっと音楽も鳴っており、音楽自体も楽しめました。
途中、ピアノの弾き語りに合わせた花火の打ち上げもあり、なかなか良かったように思います。
これからの花火大会のプロデューサは、単に花火だけでなく、音楽にも精通しておかなければいけないと思いました。
あるいはそれにダンスなども加えたエンタテインメント性が今後の花火の方向かも知れません。

宝塚の花火大会は、今年で100周年とのこと。
いつもは2日間に分けて催されるのが、今年は1日だけ。
その分花火の数も多く、豪華になっていたかもしれません。
100年前の花火を再現した打ち上げもありました。
昔の花火は色のバリエーションに乏しく、ほとんど赤一色でした。
花火もやっぱり進化しているわけです。

宝塚の花火大会は100年前の大正2年、1913年に初めて行われたのですが、宝塚歌劇は来年2014年に100周年を迎えます。
100年前は1914年。
第1次世界大戦の勃発した年でもあります。
その10年前の1904年は日露戦争が始まった年。
またその10年前の1894年は日清戦争
その頃は10年ごとに戦争があったのですね。
しかも3連勝でした。

全国で花火師というのは1万5千人もいるとのこと。
「た〜まや〜」とか、「か〜ぎや〜」といった掛け声は、両国川開きで人気を競った花火師の屋号なのだそうです。
鍵屋で番頭を務めていた腕のよい職人が暖簾分けしてもらった分家が玉屋。
しかしながら玉屋は1843年に出した火事が原因で江戸を追放され、一代限りでなくなってしまいました。
それに対し鍵屋は、現在にいたるまで15代も続いているのだそうです。