商圏を徒歩圏内に絞る

ランチェスターの法則というのがあり、田岡信夫という
著者の本を40年ほど前から読んでいました。
これが私のビジネスの根幹をなしているように思います。

ランチェスターの法則をひと言で言うと、地域やビジネス分野
などでナンバーワンにならなければならないというものです。

逆に言えば、ナンバーワンになれるところまで、商圏や商材や
顧客層を絞るべきだということです。

この考え方があったので、不動産仲介業を積極的にやっていった
時も、宝塚市を一歩も出ることはありませんでした。
宝塚市でナンバーワンになろうと思っていました)

1989年をピークとしたバブルの時も、不動産はともかくとして、
それ以外の株やゴルフ会員権や絵画などには一切手を出しません
でした。

これが倒産せずに何とか生き延びることができた理由の一つだと
思います(というか、大失敗は不動産だけで十分でした)。

15年ほど前から、当社の実力と商圏の大きさに何となく違和感を
感じていました。
宝塚市は人口22万人ですが、当社にとっては大き過ぎるのです。

今どれくらいの大きさが適切かを考えると、当社からの徒歩圏内
という結論に達しました。

当社は昨年「不動産サービス業」から「不動産オーナー業」に転換
しました。

徒歩圏内のエリアの中で、運営コインパーキング数ナンバーワンや、
区分マンションや戸建ての「良質賃貸物件」の供給をビジネス使命に
したいと思っています。

そのためにもエリア内の情報量と、不動産の経験と知識、そして
資金力をもっとアップしていきたいものです。