シンプルこそベスト

人にはそれぞれ割り振られた役割というのがあります。
その役割どおりに人生を歩んでいけば幸せになるようになっているのですが、ついつい横道にそれたり、余計なことに手を出したりしがちです。
伊勢神宮などの大きな神社にお参りに行けば、間違った方向の修正や、役割を外れた余計なものを取り除くことができるのです。

神様から与えられた役割を立派にこなしていくことは極めて大切で、そうすることにより自分が最大限に生かされるわけです。
会社でもその立場の役割を各自がこなしていくことにより、会社がうまく回り出し、高収益が上がるというのによく似ています。
営業は営業の、技術は技術の、また経理経理の本務を遂行していかなければ、会社はおかしくなってしまいます。

伊勢神宮に参拝し、無心で長い参道を歩いている間に、自分の役割以外の余計なものが取り除かれていくわけです。
本来の役割に戻った自分は自由自在。
存分にその能力を発揮し、しかもまわりとも調和するのです。
もともと人間は「その身そのままで光っている」はずなのに、光源を包んでしまっては光が出ないのです。
ツミ(罪)とはツツミ(包み)から来ていると読んだことがあります。

見栄や欲望や無知や執着から余計なものを身に着けてしまうと、方向を間違ったり、それらが重荷になって前へ進めなくなったりしてしまいます。
余分なものを一度全部取り去ってしまおうということなのです。
そのためにも神社のパワーを活用するのが一番です。
それにしても、心にしても、体にしても、会社経営にしても、余計なものが多すぎるのです。
シンプルこそベスト。
迷ったら、この原点に立ち返りたいものです。