株式投資を考える

一生懸命働いてお金を稼ぐことも極めて大切ですが、貯まったお金の運用を考えることもそれと同じぐらい大事だと思うのです。
お金の運用について学ぶ機会というのは案外少なく、これだけ低い金利でいつまでも定期預金していていいのだろうかと、多くの人は困っているのではないでしょうか。

「投資」というと、何か一攫千金を目指したり、胡散(うさん)臭いものだというイメージがあったりして、何か話しをするのが憚(はばか)れるような雰囲気があります。
早い話がブログで堂々と書いていくのは、ちょっと違和感があるような気がするのです。
しかしながら、今や投資について真正面から取り組むのは、一種の社会的要請ではないかと思うのです。

仕事に打ち込んでいる若いビジネスパーソンたちが株式投資に夢中になるわけにはいかないと思います。
そこで登場するのが還暦を迎えた勉強好きの自営業者(私のこと)ということになるわけです。
実際、株の勉強は奥が深く、いくらでもやることがあるのです。
また本気でやると結構面白いものだという印象があります。

世界経済から始まる大きなマクロの流れは、今までから興味を持って勉強しています。
ミクロの企業研究はこれからですが、今まで社会人を38年間もやってきているので、全く知らないというわけでもありません。
しかしながら、その2つの面が分かっているから株式投資が出来るかと言えば、そうでもないようなのです。

足りない分というのはチャート研究。
相場の流れを折れ線グラフにしたものです。
日本は昔から米相場というのがあり、この研究がかなり進んでいるようにも思います。
本間宗久が編み出した「酒田五法」などは連綿と受け継がれ、今なお改良を加えられて活用されています。

これを応用した、あるシステムの会員になりました。
月2万円で、いろいろなサービスが受けられるのですが、実にまともな人たちが運営しています。
インターネットを使った「チャート解説」も聴くことができ、これは大変に勉強になります。
私のような株の初心者にとっては、砂に染みこむ水のように知識がどんどん吸収されていくのです。

ただし1日7時間半もやっているので、全部聞いていたら本業に差し支えます。
聞く時間を決めて制御するか、あるいはいっそのこと、これを本業にするかであります。
株式投資などを勉強しても社会的意義はなく、世の中を富ます付加価値もないと思っていたのですが、成熟社会には必要不可欠なものだという気も最近してきたのであります。