捨てれば浮かぶ

整理・整頓・清掃なんて言いますが、その前提になるのが「捨てる」という作業。
まず捨てなければ始まらないのです。
整理・整頓も捨てなければ、単にモノの移動だけに終わってしまいます。
清掃などというのも、モノが所狭しと並んでいては、なかなか出来たものではないのです。
その空間の贅沢度は、床が見える面積率に正比例すると読んだことがありますが、まさにその通りで、ゴチャゴチャしているのは贅沢とは程遠いのです。

「1日1つ捨てよう」と決め、実行中なのです。
自宅の物入れを覗(のぞ)き、しまっていたカバンを6つも処分しました。
一応「もったいない」とは思うのですが、多分永遠に使わないまま、そのままの状態で置いていたに違いありません。
服を「ときめく」か「ときめかない」で分けてしまい、「ときめかない」ものは処分してしまうという整理法があります。
これを実行すると実にスッキリするのですが、カバンだって同じこと。
同じ処分するなら、10年後にするより今する方がずっといいわけです。

イカーの処分も一時期考えたことがあります。
イカーを維持する経費や手間を考えたならば、MKタクシーを活用した方が余程いいのではないかと思ったからです。
しかしマイカー処分は撤回しました。
今年後半から伊勢神宮に毎月お参りに行くことを計画しているからです。
1泊2日でクルマで移動しようと思っているので、いまマイカーを手放すわけにはいきません。
また社内懇親会で大阪へ出ることもあるため、やはり7人乗りの私のクルマがあれば重宝するのです。
いま私は「エスティマ・ハイブリッド」と「ヤマハ・パス(電動3輪自転車)」の2台の愛車を駆使し、極めて満足しておるところであります。

仕事がよくできるクルマ好きな友人が、今フェラリー購入を検討しています。
フェラリーは初期費用は相当高いものの、中古でも高く売れ、経済的には案外お得なのだそうです。
また全国のフェラリーユーザーともつながることができ、そういった富裕層との交流も面白そうです。
友人がフェラリーを購入したら、その辺の情報も聞かしてもらおうと思っています。

仮に私がフェラリーを購入する資金があったら、たぶん株を購入する方に使ってしまうと思います。
またフェラリーに乗っている時間があれば本を読みたいとも思うのです。
たぶん私のような人間は、永久に高級スポーツカーには乗れないに違いありません。