「投資家」路線

自分が目指すべき道は「投資家」路線だということが、このブログを書いていて分かり、これは私にとっては大きな発見でした。
「経営者」と「投資家」では微妙に違うところがあるのです。
早速「投資家」路線に向けて、生活や年間の予定を変更していこうと考えています。

投資家は投機家とも違います。
株のチャートの動きばかりを追うのは、やはり「投機」に近いものがあるのではないかと思います。
デイトレーダのようにパソコンの前に張り付き、株式市場の一挙手一投足に振り回されるのも苦しいし、ちょっと私には無理です。

株式投資をするならば、今後の経済の動きを把握し、また投資対象の個々の企業の研究もしていきたいと思います。
非常に興味ある課題なので、実際のところとても楽しみです。
会社四季報』をボロボロになるまで読みこなすという人がいるのですが、その人は株式投資では百戦百勝とのことです。

投資は不動産にせよ株にせよ、キャピタルゲインではなくインカムゲインを主体にしていきたいと考えています。
私の観察では、インカムゲインを軸に事業を展開している人の方が、キャピタルゲイン狙いばかりやっている人よりも、人間性が磨かれているような気がします。

また投資は時間を味方にすべきです。
少しずつ資産を増やしていき、ハッと気がついた時には将来を全く心配しなくてもいい状態になっていることが理想です。
短期間に資産を増やそうとするからおかしくなるのです。

海外の不動産ファンドは「出口戦略」といって、最初から売ることを前提に不動産を購入します。
私の名前は「出口」ですが、私は「出口戦略」を取りません。
購入した収益不動産をジックリと育てていくようなつもりで取り組んでいます。
キレイで良質な不動産は街の味方。
いい不動産は街の価値自体も支え上げるのです。

株式投資では勉強すればするほど損が少なくなります。
これは株の本を読んでいても、すべての著者が体験談として述べています。
私もまた実際その通りでした。

日本の上場企業は3,800社ほどあるそうです。
その中から自分なりの尺度で銘柄を絞っていかなければなりません。
私の場合の尺度は、有利子負債がゼロで、配当利回りが高く(できれば3%以上)で、東証1部上場の会社です。
なぜ東証1部かと言えば、他の小さな株式市場だと売りたい時に売れないリスクがあるからです。