新聞と格闘

毎朝3センチぐらいの分厚さの新聞の束を読んでいます。
3日分もたまると読むのが大変になるので、できるだけその日の分はその日のうちに読んでしまうように心がけています。
本当は朝読むのが一番いいのですが、なかなかその時間が取れないことが多いのです。

そうすると晩ごはんを終えた後に、書斎で読むことになります。
が、本来その時間は読書の時間。
新聞に時間を取られているから、本があまり読めないのだと気がつきました。
月に100冊の本を読もうと決めているのですが、最近は月末になってピンチのことが多いのです。

フランクフルター・アルゲマイネ』というドイツ語の新聞も、1年間の購読料を前払いしているので、毎日送られて来るのですが、これは遂に読むことをギブアップしました。
私には余りに難しすぎるからです。
この2月に更新の時期が来ると思うのですが、今回はパス。
またいつの日かドイツ語の新聞が読める日が来るに違いありません(と、願っています。Ich hoffe.)。

「ウォールストリート・ジャーナル」や「フィナンシャルタイムズ」などの英字新聞は、だいたい分かるような気がしております。
中には内容がよく分からない記事もあることはあるのですが、あまり気にせず読み飛ばしております。
日本語の新聞でもそうですが、隅から隅まで読むようなことはせず、興味がある記事だけを読んでいけばいいと思っています。

その点「ジャパンタイムス」は日本で発行されている英字新聞なので、書かれている記事は日本のことが多く、外国の英字新聞と比べるとグンと理解度はアップします。
英字新聞を続けて読んでいる時に、日本語の新聞が出てくるとホッとします。
海外のニュースを外国の新聞で、日本の新聞より早く知ることがたまにあります。
また日本の新聞では全く載らない記事もあるのです。

英字新聞の中に、年老いてはいるのだけれど、えらく存在感のある女性の写真がありました。
読むとブリジッド・バルドーとのこと。
結核にかかった像を安楽死させたことに抗議して、フランス国籍をやめ、ロシア国籍に変わるという記事でした。
私はブリジッド・バルドーのことを余りよく知らないのですが、あとでインターネットで画像を検索すると、若い頃はムチャクチャ美人だったのですね。

またフランスの俳優で、政府の高税率課税に怒り、同じくフランス国籍を捨て、ロシア国籍を取得した人がいます。
フランスでは所得税75%、ロシアへ行けばそれが10%ですむのだそうです。
これなど国が税金を取ることだけを考えていたら、成功者や才能のある人たちが国から逃げてしまうという実例です。