ネット英字新聞

前にも書いたのですが、ギリシャ危機の早く正確な情報を知りたくて、ギリシャの英字新聞のネット版を見つけて読んでいました。
日本の新聞には載っていないことも知ることができ、とても役に立ちました。
今回はギリシャ危機という具体的なテーマがあったので、興味を持って「より深く」記事を読んでいくことが出来ました。

もし興味を持ったテーマがなかったら、これほど真剣に読んでいたかどうかは極めて疑問です。
英字新聞を読むにしても、漠然と読んでいたのでは内容もイマイチ分からないし、こちらの英語力も伸びないということが、今回真剣に読んでみて初めて分かりました。

英語の記事が理解できない理由は、ほぼ100%単語が分からないからだと断言できます。
それが証拠に単語さえ分かれば、結構スイスイ読めていくのです。
筋力がなければ、どんなスポーツでも上達しにくいのと同じで、まずは基本的な筋力づくりが重要なのです。
語学における基礎的筋力とは単語力そのものです。

英文を読んでみて、1行に2つも3つも分からない単語が出てくると、もうお手上げです。
最初はそれらの分からない単語を一つ一つ辞書で調べていくしか手がありません。
これを手抜きするわけにはいかず、ここは我慢でもあります。

しかしながら何度も出てくる単語はさすがに覚えてしまいます。
逆に何度も繰り返し出てきて覚えた単語は、忘れにくいように感じました。
中には一般的な単語ではないものもあります。
例えばギリシャ問題だと「SYRIZA」や「grexit」という言葉が出てきます。
これらは辞書を調べても全く出てこないのです。

「SYRIZA」はギリシャの急進左派を指し、また「grexit」は「Greece(ギリシャ)」と「exit」を掛け合わせた造語で、ギリシャEUから出ていくことを意味します。
今回これらのような辞書に出てこない言葉はグーグルで調べればいいということが分かり、これは私にとっては大発見でありました。

今回、たまたま興味を持ったのがギリシャ危機だったのですが、今後調べたい問題が出てきたときは、その国の英字新聞のネット版を読めばいいわけです。
英字新聞なら世界の大抵の国で発刊されており、またほぼすべての新聞がネット版を掲載していると思うのです。

そしてネット版は、その新聞の変な主張を入れず(主に政治的に)、事実だけを掲載していく傾向があるように思います。
これがまたネット英字新聞の長所だと感じます。
しかも無料。
私はどなたに感謝すればいいのでしょうか?