ネット英字新聞

ギリシャ危機」以来、ギリシャの英字新聞のネット版を読み続けています。
ギリシャ政府と債権団との合意ができ、ひと段落ついた感も出てきました。
新聞も余裕が出てきたのか、経済危機以外の記事も掲載するようになってきました。
最近よく出てくるのが「アフリカからの難民」の記事です。

アフリカは内戦状態のような国も少なくなく、難民が国を捨ててヨーロッパに逃げ込んでくるのです。
オンボロ船に目いっぱいの人が乗り込んでいるので、船の事故もよくあるようです。
アフリカ大陸と南欧とは海を挟んで対面にあり、いったん入国に成功したらシェンゲン協定により、他のEUの国に移動するのは比較的簡単なのです。

難民たちにとっては、いったんヨーロッパの南の国に入り込み、しかる後に景気のいい北ヨーロッパ国々に潜(もぐ)り込みたいという意図があるわけです。
「アフリカ難民」は欧州にとって大変な問題で、各国とも相当頭を痛めているものと推測されます。

何せ人種も民族も文化も肌の色もすべて違う人たちが大量に入って来るわけで、人権問題もあり、難民を簡単に追い返すわけにはいかないからです。
日本に中国大陸や北朝鮮から大量の難民がやって来るような事態になれば、国を揺るがす大問題になるのは目に見えていますが、それと同じようなことが現にヨーロッパで起こっているのです。

ギリシャの英字新聞のネット版の記事を順番に読んでいったおかげで「ギリシャ危機」の流れが大変によく理解できました。
私自身の英語の能力もアップしたように思います。
英字新聞なら世界中の国で見ることが出来ます(あの北朝鮮にだって英字新聞があるのですよ)。

この際ギリシャの新聞だけでなく、もっと色々な地域の英字新聞に目を通していこうと考えました。
そこで選んだのが香港の英字新聞とイギリスのBBC
天津の大爆発事故などは日本の新聞よりも早く香港のネット新聞で知りました。

いま紙媒体として「フィナンシャルタイムズ」と「ウォールストリートジャーナル」を購読しています。
この購読期間が過ぎたら紙媒体はやめてネットにしようと思っています。
それにしてもネット新聞は、これだけ重宝しているのに無料なので申し訳ないぐらいです。