語学を磨き、世界を考える

地方都市で専業主婦をしていた人が、フランス語を習得することによって、どんどん世界が広がっていった話を本で読みました。
私も語学で世に出ていこうと思っています。
どういう世界が待っているのかは「お楽しみ」で分からないのですが、とにかく「使える言語」にまで研ぎ澄ませてみたいと思っています。

いくつかの言語を同時並行で学んでいるのですが、やはり基本は英語であるのは間違いがありません。
私の場合、一番苦手はリスニング。
今は幸いなことにインターネットが発達し、無料で有益な語学学習サイトを見ることができます。
質の高い語学学習動画が、どうして無料で提供できるのか不思議なぐらいですが、人気の高い動画には広告スポンサーがつくので、そのフィーで十分成り立つのかもしれません。

逆に紙媒体の新聞や雑誌がドンドン廃刊に追い込まれ、ネットだけの新聞になることも多いのです。
世界的に有名な雑誌は「タイム」と「ニューズウィーク」だったのですが、ニューズウィークの方は早々にネット専業になってしまいました。
タイムも紙媒体がなくなり、ネットだけに絞られるのは時間の問題ではないかという気がしています。

以前にギリシャの経済危機が紙上をにぎわしたときに、日本の新聞だけだと情報が遅いし、遅いだけならまだしも記事が掲載されないことも多く「どうすればいいだろう?」と真剣に考えました。
この時に「インターネットでギリシャの英字新聞を読めばいい」というインスピレーションを得て、さっそく実行しました。

ネットの英字新聞は「(全世界の)読者に伝える」ことを最優先しているので、英語が分かりやすいし、新聞独特の癖のある主張もありません。
英語も簡単で、その記事に関連して何度も出てくる単語さえマスターすれば、すいすい読めてしまえるのです。

なぜギリシャ経済危機にそんなに拘泥したかというと、それに影響されてEUがどうなっていくかに非常に興味があったからです(もっと言えば、株式市場の波乱要因として興味がありました)。
ところがギリシャ問題が落ち着いてきたと思ったら、今度はイギリスがEUを離脱することになり、そうなるとギリシャどころの話ではありません。

株式市場は安定を好みます。
もし「安定」を脅かすようなことが起こると、あっという間に暴落するのです。
トランプ大統領の出現や、イギリスのEU離脱や、北朝鮮の軍事リスクや、韓国大統領選など、考慮しなければいけない因子が増えました。
それらをどう考え抜いていくかが、投資家としては問われているわけです。