リピーターこそ商売の原点

スカイツリーに1度行った人は、多分もう1度行くことはないと思いますが、東京ディズニーランドへはチャンスがあれば何度でも行きたいはずです。
ある小さな会社を経営している人が、売上げを分析していて、ある事実を発見し驚いたそうです。
それは「ディズニーランドに遊びに行ったあとの月は、売り上げが伸びている!」ということです。
ディズニーランドでエネルギーをもらったからに違いないと、その人は推測しています。

ディズニーランドでは皆ワクワクします。
最寄りの舞浜駅から既に人々は幸せ感いっぱいになっているのです。
ウキウキした人たちが醸(かも)し出す雰囲気に触れるだけでもハッピーになります。
つまりディズニーランド自体が「パワースポット」になっているということなのです。

心が晴れないことがあれば、ディズニーランドへ行って元気をもらってくればいいのかもしれません。
そういう意味でも、まさに「魔法の国」そのものです。

ディズニーランドでは、夜中にすべての道路を水で洗い流しているのだそうです。
そんなことを毎日しなくても、ほとんど見栄えは変わらないかもしれませんが、とにかく毎日やっているわけです。
そこまでして初めてパワースポットのような場が出現するのでしょう。

ディズニーランドのような大規模なことは出来なくても、自分の会社でそんな空間を作ることが出来ないものでしょうか?
私たちのオフィスに来た人が、みんなハッピーになってしまうような場にしてしまえないかと真剣に願っています。

基本はやはり掃除だと思います。
働く場を「整理・整頓・清掃」で徹底的に磨き、いつ神さまが舞い降りてこられても恥ずかしくないようにしておきたいものです。
たぶん仕事なんて、努力3分で、神さまの援助(「運」とも言う)が7分ではないかと思うのです。

リピーターを大切にしたいですね。
新規のお客様ばかりを追い求めていては、コストもかかり、経営的にも安定しません。
顧客を絞り、その絞ったお客様に徹底して奉仕していくというのが本来の仕事だと思うのです。

すべてのお客様に奉仕しようとすると、スタッフがヘトヘトになります。
やはり具合の悪いお客さまは排除すべきなのです。
相性のいい・悪いはどうしてもあります。

相性のいいお客さまだけに最高のサービスを提供するというのが本来の仕事だと思うのです。
またその方が圧倒的に利益率がいいはずです。
減収増益(売上高を減らし、利益を上げる)こそが、今のわが社が目指すべき方向だと考えています。