大神(おおみわ)神社参拝

奈良県大神神社(おおみわ・じんじゃ)に行ってきました。
知る人ぞ知るパワースポットで、最初の鳥居をくぐっただけで空気が変わるのが分かります。
この神社は不思議な神社で、神さまをお祭りする神殿はなく、山全体がご神体となっているのです。
また大和朝廷の中心地であった奈良に、出雲系の神さまが祭られているのも不思議です。

大神神社のご祭神は「大物主神(おおものぬしのかみ)」さまで、この方は大国主命(おおくにぬしのみこと)の荒魂(あらみたま)なのです。
大きな魂の神さまになると「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」が別のお社(やしろ)で祭られていることがあります。
伊勢神宮でも天照大神(アマテラスおおみかみ)の和魂と荒魂は別のお宮です。
和魂は神さまの理念のようなものを表し、荒魂は実際に仕事をするエネルギー体です。

大神神社は医療において霊験あらたかで、大手製薬会社の名前が書いた灯篭(とうろう)がズラリと並んでいる小道もあります。
神社の中で湧いている「ご神水」も体に良さそうです(実際、美味しかったのです)。
出雲大社も医療的なパワーのある神社なのですが、大神神社も全く同じ。
祭られておられるのが元々同一の神さまなのだから当然と言えば当然なのですが…。

簡単な手続きを済ませば、山の頂上へ向かって歩くことが許されます。
高度400mほどの山なので、1時間ほどで山頂に着きます。
神さまの山なので、途中飲食したり、写真を撮ったりすることは禁じられています。
ぬかるんだ場所があったり、急坂の所があったりするのですが、歩きやすいように階段が作られ、草をかき分けて進まなければならないといったことはありません。

肉体的には「ライザップ 3回分の運動」といった感じで、全身から汗が吹き出し、上から下まで汗でビショビショになりました。
ふだん不摂生の人はちょっとキツイかもしれません。
山頂に着くまでずっと木立の陰なので、直射日光に苦しめられるということもなく、霊的には祓(はら)い清められ、精神的にはリフレッシュされ、肉体的には汗と一緒に悪いものが全部出つくすといった感がありました。

伊勢神宮出雲大社大神神社に必ず毎月お参りに行っているという会社経営者の方を知っているのですが、「そんなにお参りばかりしていたら仕事が出来ないのでは?」と思ってしまいますが、その方の会社は隆々と繁栄しています。
私は伊勢神宮に毎月行っていますが、大神神社にももっと頻繁に訪れさせていただこうかと、いま考え中なのです。