中国・成都への旅 その2

関西空港から大連までは3時間ほどのフライトで、航空会社はエアチャイナ。
大連で一度降り、しばらくしてからまた同じ飛行機に乗り込みます。
初めての一人旅なら、相当戸惑っていたに違いありません。
大連も一度行ってみたいと思っているところなのですが、本当に「近い」というのが実感です。

成都空港に着いたのが、夜の10時半。
日本時間なら11時半です。
日本と中国の時差は、わずか1時間。
広い中国大陸はすべて同じ時間を採用していて、時差はありません。
この「中国大陸時間」はかなり広い範囲で使われていて、台湾やシンガポールでも同じ時間なのです。
日本から飛行機で7時間もかかるシンガポールとの時差が1時間しかないというのは、ちょっと無理があるような気もしますが、この「中国大陸時間」を採用した方が、何かと便利なのかもしれません。

成都空港には夜遅く到着したのに、人も多く物凄い喧騒。
東南アジアを髣髴(ほうふつ)とさせる雰囲気です。
クルマで宿泊予定のホテルに向かいました。
事故でハイウェイが閉鎖されているので、普段なら30分で行けるところが1時間かかるとのこと。

成都の街に入り、高層マンションを何棟も見るのですが、電気がついている部屋は10分の1もないぐらい。
投資で買われて、実際にはだれも住んでいないマンションなのでしょう。
そういった話は、日本の雑誌や新聞などでも読んだ覚えがあるのですが、現実に見るのは初めて。
もう既に中国の不動産バブルは崩壊していると、私は睨んでいるのですが、来年あたり、バブル崩壊の現象がハッキリしてくると思います。