渡部昇一先生が60歳を過ぎてからラテン語の本を丸暗記したら、その後は漢文でも何でもスイスイ覚えられるようになったと書いておられましたが、確かに頭の中で何かが変化しているのだと思います。
言ってみれば、智恵が通る新しい道が脳内で出来たようなもの。
私自身は学校の勉強でも、優等生と劣等性を繰り返していて、両方の気持ちが分かるのですが、57歳の今が我が人生の中で一番頭がいいような気がします。
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鍵山流掃除を20年間やり通してきたので、自分でも驚くほど根気もつきました。
鍵山先生は掃除をすると「謙虚な人になる」や「よく気がつく人になる」などと仰っていますが、私の場合は「根気」が一番の収穫でした。
いま思えば、子供の頃は根気が足らなかったのです。
だから勉強や読書はおろか、プラモデル一つ出来なかったのだと思います。
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根気がついた今、今後ますます頭が良くなっていくような予感がするのです(以前がアホ過ぎたので、あくまでも相対的にですが)。
若い時でないと暗記できないとか、年が行くと頭も退化するなどというのは、完全に間違っています。
例えば「若い時でないと語学は習得できない」などと、ほとんどの人は思い込んでいますが、50歳代でドイツ語を始め、瞬くうちにマスターしてしまった人を、自分のまわりで3人も知っています。
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前回「迷いに迷った決断をしてから、アイデアがどんどん出るようになった」のお話をしました。
感覚的に言うと「ジョギングをしていて、汗が出るまでは苦しいけれど、一度汗が出だすと体が対応し出し、ランナーズハイの状態になる」といった、ちょうどこんな感じなのです。
従ってCDへの集中力が途切れると、頭の中は勝手に仕事のことを考えだし、メモ用紙がいっぱいになってしまうのです。