知的生活

きのうはいつものように朝早く起きたのですが、どういうわけか勘違いして、1時間長く勉強してしまいました。
朝4時から「瞑想&ダイエット」のため、お風呂にゆっくり浸かるので、勉強できる時間は朝4時まで。
それを5時までやってしまったのです。
おかげでカノンとの散歩が犠牲になりました。

しかしながら2時間たっぷりと勉強したので、なかなか出来なかった英作文などの知的作業もでき、達成感と充実感でとても気持ちよかったのであります。
じっくりと取り組む仕事や勉強には、やはり2時間以上の時間が必要だと感じました。
出来れば3時間。
昔はよく会社に一人残ってデスクワークをこなしていたのですが、その場合は4時間がまとまって必要な時間であることを経験的に知りました。

渡部昇一先生にとっての「まとまった時間」は6時間だそうです。
やはりあのレベルになると、それぐらいの時間は必要になるのでしょう。
6時間の集中力が、質の高いあれだけの仕事量を生産していくのだと思います。
長谷川慶太郎さんも渡部昇一先生も80歳前後という年齢で、毎月のように本を出しておられます。
あの知力、気力、体力は、「95歳までバリバリ現役」を目指す私としても大きな目標となります。

『知の現場』(久垣啓一・東洋経済新報社・1,600円)を読みました。
ビジネス界出身で本をどんどん書いている人たちの書斎の取材とインタビューがメインなのですが、大変に参考になりました。
本を読んでいるとよく分かるのですが、大学の先生の本はあまり面白くなく(渡部昇一先生は完全に例外です)、こういったビジネスの現場から出てきた人たちの本は非常に面白いことが多いのです。

20人ほどの「知的職人」を取材しているのですが、私が本を読んだことがあるのは、寺島実郎・北康利・野村正樹・久垣啓一・磤地三郎・小山龍介の各氏で、逆に全く知らなかった人が多かったことにも驚きました。
興味を持った人の本を、さっそくインターネットで注文したという次第です。