時間に追われない喜び

正月休みは仕事と勉強を楽しんでいます。
時間に追われないで、じっくりと打ち込むことが出来るのは「無上の喜び」でもあります。
仕事も勉強も「〜しなければ」という気持ちだと気が重いのですが、楽しんでやる分には、こんなに面白いものはほかにはあまり見つかりません。

きのうは「経営方針書」で使うパワーポイントの原稿を完成させました。
正月休みの間、予定では3日間要する予定だった作業が1日で終わったので、あとの2日間は儲けもの。
おかげで今日はゆっくりと読書することが出来ました。
手元には今年出版予定の本のゲラ刷りがあります。
この校正も正月休みの間にやってしまおうと思います。
年を重ねるにつれ、時間が猛烈に速く過ぎるのですが、集中力もそれなりに加味され、本気になればかなりの仕事量が出来るようになってきたのはうれしいことです。

ドイツ語のクラスで、いつまでも落ちこぼれのままなのも悔しいので、正月休みの間に、少しは秘密特訓をしようかと考えているのですが、たぶんそこまでは手が回らないでしょう。
従ってもう一期、落ちこぼれのままで行くことになるはずです。

サブプライム問題やリーマン・ショック以降、急激に世界の資金が縮小しているのですが、それ以前の世界経済はバブル。
カネ余り現象が世界中のいたるところで見られました。
私は不動産業に従事していることもあって、カネ余りがどういう現象をもたらすのかについてはよく分かるのですが、なぜ「カネ余り」になるのかがよく分かりませんでした。
それを勉強したいと思っていたら、世界中が一挙に逆の現象へ。
これを機に100年に1度と言われる「金融危機」を勉強し始めたというわけです。

長谷川慶太郎さんはエコノミストとして有名ですが、実は軍事の方がより専門なのだそうです。
大東亜戦争に負けた次の日から軍事の勉強を始めたとのこと。
「どうして日本は負けたのだろう?」という長谷川少年の疑問が、たぶんそのモチベーションだったのでしょう。
長谷川慶太郎さんは軍事のことを学ぶためにドイツ語もマスターしてしまいました。
そして軍事の根幹に横たわる経済のことも。
知的好奇心を満たす勉強は楽しいし、ホンモノ。
これからの40年間(95歳までバリバリの現役で働こうと思っているので)は、こういった勉強を中心に知的生活を推し進めていくつもりです。